現役ER看護師による解説サイトです。ER(救急)看護師になるための方法、業務解説、給料、体験談など

ER(救急看護師)の看護師になるためには

当サイトへお越しいただき、誠にありがとうございます。

 

ここは、現役ER看護師によるER看護師を目指している方、興味を持っている方のための情報サイトです。

 

少しでもER看護師のことについて知ってもらい、少しでも多くの人がER看護師に興味を持ち、目指していただければ幸いです。

 

救急看護師(ER看護師)とは

まずは、ER看護師とは何かについて解説させていただきます。

 

病院で勤務しているとたくさんの部門があると思います。手術室、透析室、放射線科、病棟、一般外来、化学療法室、救急外来(呼び方はたくさんあると思います、救急科、ER、救急センター、救急救命センター)などが主でしょうか。

 

私は現在二次救急の北米型の(救急医が常駐していてどんな疾患や外傷にも対応する救急部門)ERに勤務しています。

 

ERは二十四時間三百六十五日患者さんのために開かれた部門です。急に怪我や体の具合が悪くなってしまったり救急車を受け入れたりして対処しています。救急医の他にこの部門で働く看護師がいます。最低限、看護師という国家資格を持ち経験をある程度積んできた看護師たちが働いています。説明するまでもなくそれが私たち救急看護師です。

 

 救急看護師の業務について

現在勤務しているところでの業務についてお話をさせていただきます。

 

朝出勤〜

朝出勤したら短時間での師長を含め申し送りをします。重要な伝達事項例えばですが今日のお昼からMRIの定期点検があり夕方まで稼働させることはできない、脳外科医が時間のかかる手術に入るので頭関係の救急はストップになる、ICUは現在空床はないが午後から一床空きますよなどです。

 

今いる患者さんの申し送りと救急車が来ることがあればその情報も伝達していきます。これをわずか五分くらいですませ日勤者は点検整備入ります。

 

夜勤者より引き継ぎ

朝の九時までは夜勤者が対応するので点検整備が各自終了したら夜勤者より患者さんがいる場合は引き継ぎます。そうしている間にもホットライン(救急隊や消防本部、消防指令センターなどからの患者さんの依頼の電話回線)がER内に鳴り響き救急車を受け入れます。

 

ERには初療室と呼ばれる一番最初に患者さんを受け入れたくさんのいろいろな処置ができる部屋が四つあります。救急車の患者さんはそこに収容して診察、処置、検査をします。

 

一通り検査や処置が済んで患者さんの状態が安定化させたあるいは落ち着いたならばストレッチャーごと観察室に収容して心電図モニターや血圧計などを装着して状態を観察します。

 

家族がいるならば家族を面会させたり検査結果が出るまでは点滴はきちんと滴下しているか?意識の状態に変化はないか?痛みや苦しさは変化ないのか?バイタルサインの急激な変化はないのか?などたくさんのことを観察しながら入院になるのか?帰宅させるのかを待ちます。

 

その間の家族対応もしなければなりません。緊急になればなるほど時間がかかることもあります。

 

あとどのくらいで検査の結果が出るのか?入院になるのか帰宅できるのか?医師の説明がどれだけ時間がかかるのかワンクッションおいて家族と接してあげるのも救急看護師の業務です。いわば家族対応ですね。

 

クレームにならないようにということもありますが、もしこれが逆の立場だったらと考えるとやはり必要ですね。

 

ER看護師の夜勤業務について

 

救急車や患者さんが来なくて暇な日も

これは業務の一つと言えるかどうかはわかりませんが救急車や患者さんが来ない時があります。ただそんな時、時間ももったいないですし有効に使いたいので自己学習をします。院内には無線ランがあるので自分でノートパソコンを持ってきたりタブレットを持参して調べ物をしたりします。

 

そのほかには備品に不足はないか?不備はないか?の点検とDrカーの点検整備も重要な仕事です。現場に出たのはいいけど薬品がなかった、不足していた、酸素の残がなかった、ガソリンが不足していたなどは絶対にあってはならないことです。

 

夜間、休日の対応について

平日の昼間は一般外来が機能しているのですが、夜間や休日や祝日の昼間は普通に自家用車やタクシー、施設の車などで来院する方々の対処もしなければなりません。

 

緊急性のある人ない人、状態が明らかに悪い人、軽症で待たせても大丈夫な人を医師の診察前にトリージをします。このトリアージをすることも救急看護師の重要な任務です。

 

これは軽症そうに見えても中には重症の方もいて診察を始める頃には重症化していたり待合室で最悪の場合は心肺停止状態になっていたなどということを防ぐためです。トリアージ技術は非常に重要です。常日頃から皆勉強しています。

 

 ER看護師は他の部署も兼任することも

各病院の考え方にもよると思いますが救急看護師が他の部署にも兼任することもあります。私たち救急看護師では血管造影室も兼任しています。それはなぜかというと緊急での血管撮影や緊急の心臓カテーテルがすぐできるように対応するためです。

 

以前は血管造影室の看護師がオンコール体制でいましたが、緊急での件数がとても多くすぐにその人数では対応できなくなってしまったからです。病棟勤務ならその病棟だけの業務にとどまりますが救急看護師の業務は多くにわたります。

 

私もそうですがDMATの活動も救急看護師が兼任しているところが多いですね。

 

我がチームも救急の看護師が二人DMATの隊員です。Drカーで現場に医師と向かうのも救急看護師の業務です。DMATについてはER看護師の進路としてのDMATでも詳しく取り上げていますので参考にしてください。

 

いかがですか?こんなに沢山の業務があるとは思わなかったでしょう。病院によってはもっとたくさんあると思います。

 

ER看護師のより詳しい業務解説はER看護師の業務をご確認ください。

 

ER看護師になるためには 新人には少し厳しいかも

ER看護師になるために、まずは経験が必要です。同じ国家試験に合格した看護師でも経験がものを言う部署です。

 

新人さんや経験の浅い看護師さんでは少し辛いかもしれません。なぜならたくさんの疾患や外傷の方々が昼夜を問わず訪れるところです。

 

緊急的な処置や治療、検査も多くいくら勉強していて頭でわかっていても経験や実際にやってみなければ体では覚えられないことが多いからです。しかも緊急なのでモタモタもしていられないのでいつでもできるように頭で覚えることももちろんですが体で覚えることも大切です。じゃどうすればいいの?と聞かれるかもしれません。

 

新人さんや経験の浅い方で救急の看護師として働きたければ病棟勤務することが一番の近道です。

 

点滴、注射、胃管の挿入、尿道カテーテルの挿入、気管内挿管の介助などは救急でもやりますが病棟の方はそのような処置は多く自分でやれるチャンスも時間も緊急でなければ指導をしっかり受けながら覚えられるからです。

 

救急では緊急処置が多いので誰もその時にゆっくり時間をかけて指導しながらなどということはできません。

 

以前私が勤務した病院で資格取り立ての新人さんが救急外来に配属されてきました。全くの未経験で看護師を救急外来からスタートさせたのですが、こちらもゆっくりと教えてあげられなかったこともありまた修羅場の場面もかなり多かったのでめげてしまい病棟へ異動となってしまいました。

 

将来救急で働くんだという強い気持ちをお持ちになっている看護学生の方や新人看護師さんに声をだして言いたいことは遠回りしてでも沢山のことを経験してからでも救急に勤務することは遅くはありません。勉強や自己学習も大切です。

 

しかし、それだけではやっていけないのが臨床の第一線で働く看護師です。どうか沢山の経験を積んで自信を持っていつか救急部門の門を叩いてみてください。積み上げてきた経験と勉強してきたことが武器となり立派な救急看護師になっていくでしょう。

 

当サイトでもER看護師になるためにでER看護師になるために必要なこと、資質、何を勉強しておけばいいか等、詳しく書いています。

 

 今すぐにER看護師になりたいなら転職が確実

新人看護師さんであれば、上記の通り病棟勤務して経験を積むことが必要ですが、そうではなく、中堅〜ベテランの看護師さんで今すぐにER看護師になりたいと考えている人もいらっしゃるかと思います。

 

異動希望がなかなか通らない、勤めている病院にER部門がないという方もいらっしゃるかと思います。

 

今すぐER看護師になりたい方には転職がおすすめです。ER看護師を募集している病院はまだまだ多くありますので、転職がより確実です。

 

ブログで私が転職を成功させた方法にも書いてますが私自身もDMAT隊員になるため、転職し、ER看護師となりました。病院内での移動は時期が来ないとなかなか動きませんし、他の部署との兼ね合いもあり、希望通りにいかないことがありますが、ER看護師として転職したいのであれば、選択肢は一つとなり、より可能性が高まります。
 

 転職するなら優良な看護師転職サイトで

ER看護師を目指して転職をするのであれば、看護師転職サイトを利用することがおすすめです。

 

看護師転職サイトは優良な会社であれば、しっかりと希望に沿った病院を紹介してくれて、給料などの待遇交渉もしてくれ、さらには面接対策もしてくれてとても頼りなります。

 

おすすめの看護師転職サイトはマイナビ看護師です。

 

私自身もこのマイナビ看護師で転職を成功させることができました。とても丁寧に対応してくれて、希望に合った条件の病院を探してきてくれて、待遇交渉もしてくれて、面接対策もしてくれて、ER看護師になることができました。

 

私は他の転職サイトも利用していましたが、マイナビ看護師が本当によかったです。

 

転職をするのであればぜひ利用してみてください。
 
⇒ER看護師の求人ならマイナビ看護師

 

救急看護師の勤務形態

ER看護師の勤務形態ですが、これは病棟勤務と変わりないと思います。

 

大きく分けて二交代制や三交代制が多いと思います。二交代制だと朝八時半から夕方五時まで夕方十六時半から翌朝の九時まで。三交代制だと朝八時半頃から夕方十七時まで夕方十六時半から深夜の二十三時まで深夜の二十三時半から翌朝の九時までとこんな感じだと思います。

 

変わった勤務形態としては午後の十三時出勤で夜の二十二時まで。その逆で朝の7時から夕方の十七時までなどの変則勤務があるところもあります。これらの勤務形態も病院によって違いはあるかもしれませんので参考程度と思ってくださいね。

 

勤務時間についてはER看護師の勤務時間についてを参考に。

 

救急看護師の給料

救急部門の仕事も危険を伴う部門です。どんな感染症を持った患者さんが来るかわかりません。給料の中に危険手当を支給しているところもあります。

 

一般的に基本給、通勤手当、扶養手当、資格手当、残業手当、皆勤手当(一ヶ月間無遅刻無欠勤に支給される)、夜勤手当、先ほどの危険手当などが支給されます。そのほかにはDrカーで出動した場合の手当やDMATで派遣された場合の手当も支給する病院もあります。

 

救急の看護師だけが給料がいいとは限りません。手当などをトータルすると、他の看護師よりも多いことがあるかもしれませんが、一般的には病棟勤務の看護師と変わりないと思います。

 

ER看護師のより詳しい給料情報はER救急看護師の給料、年収、手当はどのくらいあるのか?をご確認ください。

 

救急看護師の大変なところ

患者さんがいつどんな形で訪れるかわからない部署です。その緊張感がプレッシャーとなりとても疲れることが多いですね。何も来なければ交代でわずかですが仮眠が取れます。休んでも休んだ気がしません。患者さんや救急車がひっきりなしでくることもあるので休む時間が全くなく食事やトイレに行く時間すらないこともあります。

 

病棟でもそうですが不特定多数の方々が出入りします。中には不審者もいますので注意が必要なのはもちろんですが酔っ払いが救急外来で暴れた、病院の備品を壊したなどの警察沙汰になった事件も有り怖かった思いをすることもあります。このように救急看護師に勤務するには体力も精神的にも強くなければなりません。これが一番大変かもしれませんね。

 

救急で困った患者さんの対応【ブラックリストの存在】

 

めげてしまう場面にも遭遇するかもしれません。血だらけの患者さんが来たり残念ながら亡くなってしまう患者さんもいます。家族の悲惨な面会に立ち会った時は正直言って涙が流れそうになったことも一回や二回ではありません。

 

看護師全般的に言えるのですが体調管理が大変だと思います。体力も使いますし疲労が困憊することもあります。そこから風邪をひいてしまったり胃腸を壊してしまったりとなることもあります。

 

私も疲れているところに不眠になりとうとうそこから風邪をひいてしまい熱が出て仕事が休めればよかったのですがあいにくその日は夜勤で変わってくれる人もいなかったので解熱剤を飲みながら夜勤したこともありました。無理するとこじらせて肺炎とかにもなってしまうので体調管理は重要であり苦労するので大変なことの一つです。

 

救急看護師になってよかったこと、これから救急部門で看護師として働きたい方々へ

私は病棟や手術室、ICU、内視鏡室、血管造影室。派遣では老人施設や小児救急電話相談(#8000)の仕事を経験して現在のERに勤務しています。

 

自分には看護師としての宝物があります。それは沢山の数え切れない患者さんから教えていただいた看護技術です。

 

それから得た経験と知識です。これは例え日本の国家予算を全部あげるから教えてくれと言われても教えることはできません売ることもできません。なぜなら看護師人生で培ってきた宝物だからです。

 

どんな患者さんが来ようとどんな外傷や疾病の患者さんが来ても自分が立ち向かうための武器になるからです。武士で言えばいわば刀に当たるからです。刀を売る武士はいませんよね。その武器で微力ですが全力で命の危険を回避させることができたら少しでも早く社会復帰ができるお手伝いができたらと思いながら業務に当たっています。

 

ER勤務をやっててよかったと思ったエピソード

 

救命とは?

よく救命とはどんなこと?と新人さんに聞くことがあります。皆さんはどのように思いますか?

 

個人的ですが二通りであると考えます。

 

一つは死にそうな患者さんが救急車で来た場合なんとか命だけは取り止めなんとか生きているという状態です。社会復帰(歩いて自宅に帰り日常生活を過ごすことができる)はどう考えても不可能な救命。

 

もう一つは命を取り止め数日後には自分の足で歩いて退院し社会復帰できた救命。理想論ではありますが社会復帰できるような救命ができるお手伝いができる看護師にこれからもなりたいと思っています。皆さんの思いも考えも千差万別だと思います。

 

どんなことでもいいので自分の信念を持ていつか救急看護師として働いていただいたらすごく嬉しいです。ものすごく大変で特殊性の高い部署でもありますがその反面やりがいは他の部署では感じることができない充実感なども感じられます。

 

苦労は看護師の仕事をしていれば避けては通れません。それと時には立ち向かう勇気が必要です。救急は特にその傾向が強いと思います。しかしたくさんの難関や嫌なことつらいこと、苦労を乗り越えた時そこには自信に満ちた救急看護師としてのあなたがいるかもしれません。

 

いつか救急看護師として活躍できひょっとして一緒に働いているかもしれませんね。とても楽しみにしています。

 

ER看護師の生活 当サイトメニュー

ER看護師について当サイトの以下のコンテンツも参考にしてください。

 

ER看護師になるためには

立派なER看護師になるためにはどんな勉強をすればいいか、休日の過ごし方、看護学生の方向けの情報を書いています。

 

ER看護師に転職

ER看護師に転職する方法について書いています。

 

ER看護師の業務解説

ER看護師の業務を解説しています。ERの構造、トリアージ技術について、夜勤業務や勤務時間についてより実務的な内容を書いています。

 

ER看護師からの転職

ER看護師をやめて別の進路を目指している方向けにどんな転職先があるのかを紹介しています。

 

 ER看護師勤務体験談

ERで実際に勤務した時の体験談を書いています。

 

 ERに転職するならマイナビ看護師へ(PR)

CMでもおなじみの大手転職サイトマイナビ看護師。ER看護師の求人はもちろんのこと、夜勤専従、日勤のみの求人、ICUやクリニックなど、数多くの求人を取り揃えていてます。求人数では他社を圧倒していますので、他にはない条件の良い求人がある可能性が高いのでおすすめです。対応もとても丁寧で人気の高い看護師転職サイトです。

 

 

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