ER看護師

救急の患者さんとその家族対応

ERや救急外来を受診する患者さんや家族は一般外来を受診する患者さんや家族とは少し違うかな?と感じます。

 

なぜなら個人差はありますが急な病気や怪我で非常にナーバスになったり不安感が強いと思います。救急車で訪れる患者さんもその家族も同じだと思います。その対応の方法も普通とは異なる場合があります。

患者さんの場合

救急車でくる患者さんは重症の方も多い半面軽症の方々もいます。

 

しかし自分は重症と思っている患者さんもいます。救急車を呼ぶのは患者さんやその家族の判断です。軽症だろうが重症だろうがその考えや判断を否定できません。

 

「こんなことぐらいで救急車を呼んではいけません。自家用車かタクシーで病院に来てください」何てことを口が裂けても言ってはいけません。

 

同様に自家用車やタクシーで受診しにきた患者さんにも「このくらいなら我慢して明日の一般外来の受診でも十分ですよ」同じような意味合いのことを言ってもトラブルになるのは必須です。

 

みなさんの中でそんなことを口にする方はいらっしゃらないとは思いますが、中には看護師でも医師でも言ってしまうことがあるのでそんな時はこちらが肝を冷やしてしまいます。思うだけなら自由ですが。救急車でくる患者さんや時間外に受診する患者さんたちは一様に痛い辛い苦しいという症状が多くその上不安というものに押しつぶされそうになります。この気持ちは看護師自身が患者さんになればよくわかります。

 

以前ですが私は尿管結石になってしまいました。突然ではなかったのですが右側の腰のあたりが徐々に痛み出し病院を受診しました。初めての出来事だったのでわかっていてもその痛みに対しては不安が大きかったです。朝方だったのですがもう少し待って一般外来を受診しようかと思いましたが我慢できず時間外でしたが救急外来を受診しました。

 

患者さんは私以外いなかったのですが痛そうにたたずんでいる私を見てその時の看護師さんがすぐに対応してくれその後すぐに医師も診察、検査をしてくれて診断はすぐに右の尿管結石と伝えてくれました。それだけでも痛みの半分は無くなるほど安心したのを覚えています。

 

この出来事から考えさせられました。自分の対応は良くできていたのか?間違っていなかったのか?救急の患者さんの対応に事務的に機械的になっていなかったのか冷たい対応になっていなかったのか考えさせられました。

 

こうして救急の患者さんは何を求めて何を期待しているのかを。救急に限らず病院を訪れる患者さんの対応や接し方を変えなければいけない少しでも期待に応えなければいけないという気持ちになったのは言うまでもありません。

救急患者さんの家族やその関係者の場合

ERに訪れる患者さんは一人で受診する場合もありますが家族が付き添ってくることが多いです。老人施設なら施設の職員で後から家族がかけつけることがあります。家族やその関係者の対応も非常に大切です。

 

こちらが患者さんの処置や検査、治療を進めている間は家族やその関係者はただ何をしているのかもわからずひたすら待合室で待たされてしまいます。これも私の経験談なのですが親戚の叔母が急な頭痛で歩いて病院に行き受診したらくも膜下出血でした。

 

家にいた私はすぐに病院に呼ばれて医師から説明を受けました。「すぐに手術が必要かもしれません。しかしここではできないので大学病院に転送させてください」そして間もなく救急車が来て転送され無事に大学病院に到着しました。

 

その間家族である私は待合室でずっと待っていました。中の様子がわからないので重症でだからいろいろな処置をしているのだろうか?容態が悪くなってしまい中でいろいろな処置をしているのだろうか?考えは悪い方へ悪い方へと走って行きました。大学病院に到着してから一時間くらいが経過したでしょうか名前を呼ばれて入っていくと医師が一人と看護師さんがいました。病状の説明です。今日は入院すること、詳しい検査のことや今後の治療方針を説明されました。その時今の所は容態が変化をしていないことがわかりすごく安心しました。

 

患者さんは治療が始まれば私たち医療者に身を委ねるしかありません。しかし家族はとても心配で不安になります。患者さんの処置、検査、治療もとても重要ですが家族の対応やその関係者の対応も同じくらい大切ということがよくわかり自分の中での改善点だと反省しました。重症になれば重症になる程時間というものはかかってしまいます。

 

でも忘れてはいけないのがそんな中にいるのは患者さんでありその家族や関係者です。その存在をおろそかにしてはいけない立場が逆になったことで初めて気がついたことでした。今まで決して粗末にした覚えはありません。なんとかこの患者さんをよくしたい症状をよくしてあげたい安心して家族や関係者の方々と会わせてあげたいそんな気持ちでしたがそれだけではダメなんだなととても考えさせられました。

 

患者さんや家族その両方の気持ちや思いを汲み取れることもER看護師の資質であると考えます。

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