ER看護師

ERの構造(隔離室、初療室、観察室、診察室について)

救急指定病院なら救急の患者さんを受け入れる処置室や初療室、救急室などと呼ばれているでしょう。

 

私の勤務するERでは隔離室、初療室、観察室、診察室この四つのブースに分かれています。

 

隔離室とは

隔離室は感染性の患者さんがいた場合とか検査の段階で感染性が認められた患者さんを収容するところです。陰圧がかけられるようになっています。救急隊から心肺停止の患者さんの収容依頼の連絡があります。

 

蘇生をする場合は初療室で救命処置をしますが、中には家族の希望で心配蘇生をしないという希望があったり完全な脂肪だと考えられる場合この隔離室に収容し死亡確認をします。災害なので多数の傷病者を収容したり救急搬送の患者さんが多ければこの隔離室の壁を折りたたんで初療室として機能します。

 

初療室とは

救急車で搬送されてくる患者さんや普通に来院された患者さんがトリアージの結果緊急性が判断された場合この初療室に運びます。

 

バイタルサインを測定する心電図モニターを装着し血圧や脈拍、SPO2、体温、心電図波形、体温測定を瞬時に測定します。点滴採血、心電図、簡易的血糖測定、酸素吸入、喘息治療のための吸入器、痰などを吸引する吸引器、人工呼吸器、除細動器、外傷ならすぐに洗浄や縫合の処置が行われます。

 

救急カートも配置されておりこの中には救命に必要な薬品類、気管内挿管のための道具、電子カルテなのでデスクトップやノート型のパソコンAライン用の器具、中心静脈確保用のカテーテル、縫合セット腰椎穿刺セットなどあらゆることに対応するための薬品や器具があふれています。この初療室で患者さんの状態を安定化させてさらに検査処置を進めていきます。

 

ちなみに初療室のすぐ隣は臨床検査室があり患者さんから採取した血液などの検体などを迅速に検査するところがあり患者さんの体の中で何が起こっているのかを迅速に検査します。

 観察室とは

初療室で検査処置が済み安定化させた患者さんを収容するところです。検査の結果を待っていたり点滴もするので診察の結果点滴治療が必要な患者さんもこの観察室で収容します。

 

この観察室でも患者さんの急変を想定して救急カートもすぐ使えるようにしてあります。この観察室では家族がいる場合はこの観察室で面会ができます。また入院が必要になった場合は担当医が診察し病棟へ運びます。もちろん看護師もこの観察室に配置されナースコールもあります。

 

診察室とは

この診察室では自家用車やタクシーなどで来院した患者さんを診察をするところです。夜間は小児ERの診察室も兼ねる部屋があるので小児用にちょっとしたキャラクターのおもちゃや本などが置いてあります。救急の看護師が医師の診察前にトリアージをした後にこの診察室で診察します。緊急の場合は観察室のベッドはストレッチャーにもなっているので横になった患者さんの体を動かすことなく初療室、観察室、レントゲンなどの検査に迅速に運びだせるようになっています。

 

病院によって違いはあると思いますが急いでも正確に間違いなく患者さんの救命のためにERは機能的になっています。

 

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