ER看護師

トリアージ技術について(新人看護師向け)

院内で最近トリアージを取り入れている病院が多いです。また災害現場や災害時に多数の傷病者を受け入れた場合に限られた医療資源を誰に優先的に有効的に使い救命するか?これがトリアージの概念です。トリアージという言葉はフランス語で選別する分けるという言葉が語源となっています。

日本であった大きな出来事

1980年代に(多くの方々はまだ生まれていない方が多いと思いますが)静岡駅の地下街で大規模なガス爆発事故がありました。たくさんの方々が軽症から重症に至るまで残念ながら亡くなってしまった方もいらっしゃいます。

 

近隣の医療機関に歩いて来院できる負傷者が殺到しました。医師や看護師をはじめとする医療スタッフはこの軽傷者の対応に忙殺されました。そのあとから消防の救急車で搬送された全身の重度熱傷など重症者が今度は次々と運び込まれてきました。

 

この当時はトリアージの概念はなく軽傷者の対応に追われて重症者の方々の対応が後手後手になりそれによって手遅れになったということが事が後に検証で明らかになりました。

 

災害トリアージについて

災害とはなんでしょうか?特に基準というものはありません。

 

近年では東日本大震災や火山の爆発によって大勢の方々が亡くなっている天災のみならずテロリズム、爆発、化学汚染、放射能汚染、新型感染症などで傷病者が多数発生し通常の医療機関の体制では対応できない事案を意味します。

 

災害現場ではとにかく多数の傷病者が発生します。そのときトリアージを行います。トリアージは現場であるいは多数傷病者を収容している医療機関、救護所などで行われ訓練された医師、看護師、救急隊が行います。どのような方法で行うかというとSTART法という方法で行います。これはABCDEアプローチに基づいたものです。そして判定した後にトリアージタグを傷病者の手首に装着します。トリアージタグは判定した後に状態に応じて色分けをします。トリアージタグの色は赤、黄色、緑、黒です。

 

赤は緊急に処置、治療を要するもの、黄色は緊急ではないが準緊急、緑は急を要しないもの、黒は死亡といった意味があります。ではSTART法の判定基準の簡単な説明です。

 

まずは歩行可能かどうか?次に
A・・・呼吸をしているかどうか
B・・・呼吸数はどうか
C・・・循環動態はどうか
D・・・意識レベルはどうか
などです。

 

その中でさらに細かい判定基準がありごく短時間で赤、黄、緑、黒を判定します。

 

院内トリアージについて

フィジカルアセスメントを用いて医療機関を訪れる患者さんの治療、診察の優先順位を決めるトリアージを行なう病院も多くなってきています。院内トリアージを導入きっかけとなったのは平成24年の診療報酬でトリアージ加算が認められるようになったことです。

 

院内トリアージは緊急度や重症度の高い患者さんを優先して診察、治療にあたり緊急度が高くない患者さんなどでは様子を見ながら必要に応じて再トリアージをします。

 

その緊急度はどのように判定するかというと緊急度判定システム「JTAS」を用います。iPADを用いて15歳以上か?15歳以下かをまず判定します。バイタルサイン、症状から17のカテゴリーから緊急度を5段階で評価します。

 

緊急度Tは蘇生レベルで最も高い緊急度、緊急度Uは意識障害、呼吸苦、発熱など2番目に高い緊急度、緊急度Vは速やかに診察治療を行わなければならない3番目の緊急度、緊急度Wは緊急ではないが速やかな診察治療が必要な状態4番目の緊急度、緊急度Xは全く緊急ではなく翌日の受診でも間に合う緊急度で5番目の緊急度です。トリアージタグは使用しませんがカラーはあります。緊急度Tは青、緊急度Uは赤、緊急度Vは黄色、緊急度Wは緑、緊急度Xは白といったカラーです。

 

このように災害トリアージと院内トリアージは違いが著名ですね。

 

最後にナポレオンが発した言葉が印象に残っているのでご紹介をして終わりにしたいと思います。「1人を助けるために10人を死なせてはならない」

 

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